妥協

婚活・恋活に妥協は必要なのでしょうか?

婚活・結婚は妥協の連続である・・・。
こんな言葉をよく耳にします。
はたして本当にそうなのでしょうか?
そもそも妥協という言葉に違和感を感じてなりません。
ここでは、本当に婚活に妥協は必要か考えます。

妥協の意味とは

妥協とは何か物事を進めるにあたって、関係する双方の意見が食い違い、そのままではそれ以上の進展が望めないそうもないときに、いずれか一方が自身の意見を取り下げたり、あるいは双方が互いに相手の意見を一部容認して、譲歩しあい問題の打開を図ること。
本当は不本意ではあるが、窮地を打開するために自分の主義主張を取り下げ、相手に一歩譲ることです。

我々社会人は日常生活の中で、この妥協という観念と常に向き合うことを強いられているのかもしれません。
人間関係や仕事関係で常に自分の利害と一致する事柄ばかりではありません。
知らず知らずのうちに、どこかで妥協を繰り返しているのかもしれません。
譲歩していたり、相手に譲歩させていたりと局面によって様々でしょう。

例えば、欲しい商品があったとします。
その商品は3つの価格のグレードがあったとしましょう。
しかし、本当は最高グレードの商品が欲しいがちょっと手が出ない場合、真ん中のグレードの商品で納得するというのも妥協のひとつでしょう。

値下がりを待って購入するとういう選択もあるでしょう。
値下げというのは、見方を変えれば供給側の妥協かもしれません。
日々の需要供給も妥協関係の上に成り立っているともいえるかもしれません。

しかし、婚活市場においてこうした妥協関係というものは成り立つのでしょうか?

婚活時における妥協は時期尚早!?

婚活における妥協とは、条件を下げて相手を探すなどネガティブな用語としてよく用いられます。
しかし、婚活とは一般の商品選びとは違います。
相手も人であるということ、自分も選ばれなければ成功しないという特殊性を備え持っています。
自分本位に選ぶだけでは成立しないという難しさがあるのです。

婚活における自分の理想・条件とはあくまで自分だけのものです。
頭の中のイメージに過ぎません。
そこには相手の意思は存在していないのですから、簡単に一致しないのが当たり前です。
自分が譲れないポイントは何なのか、客観的かつ具体的に見つめ直すことが必要です。

婚活が成功し、成婚→結婚生活と進めばそこには現実しかありません。
理想だけでは生活していけないのが現実です。
生活となれば、お互いの関係維持のため、時に妥協せざるを得ない局面も迎えるでしょう。
このように、相手がいて初めて妥協という定義が成り立つわけです。

したがって、相手を探している段階で妥協という言葉を使うことは時期尚早だといえます。
妥協という言葉が頭をよぎってしまった時点で注意が必要です。
密接な人間関係が構築できていない段階での妥協というのは、
自分本位な考えが抜けきれていないともいえます。
選んでやっているという上目線になってしまっているともいえるでしょう。

先ほど述べた通り、婚活とは自分も選ばれなければ成立しないということ。
選んでいるようで、選ばれている側であるということを忘れてはいけません。
理想を追い求めるのであれば、相応しい自分でなくてはいけないということです。
本当の意味での妥協はまだまだ先にあるわけで、選ばれる前の妥協は早すぎるということです。

妥協ではなく協調という考えを

婚活とは妥協ではなく、協調するものだという考えを取り入れてみるのはどうでしょうか?
協調とは、力を合わせて事をなすこと。
双方が相手の意見を尊重し、しかも自分の意見を譲ることなくお互いの話し合いの中で一致点を見出し、その一致点に向かって協力することです。

妥協ではなく、お互いが歩み寄ることによって尊重しあう関係性の方が発展的かもしれません。
理想や条件にこだわることも大切かもしれませんが、達成した時点でその意味は消滅します。
達成した時点でより欲が出てしまうのが人間の悲しい性です。
求めるばかりでは、受け身からの脱却もできません。

恋愛や結婚の主役は当事者二人しかおらず、受け身だけでは成り立ちません。
ステージが進むほど、能動的な姿勢が求められます。
協調するということは自ら能動的になるということです。
早い段階から能動的になるためにも、協調姿勢が適しているといえるでしょう。

婚活において協調という考えをもつには具体的にどうすればいいでしょうか。
「この人となら、友好な協調関係を築け、助け合って生きていけるだろうか?」という視点で相手を探す方法です。
自分の理想・条件はその後に考える方法です。
順番を変えてみるだけで、価値観も変わるかもしれません。

協調という考えが念頭にあれば、相手に歩み寄る姿勢を自然に示せるでしょう。
自分を尊重し、歩み寄る姿勢を示す相手に嫌な気がしないのが、人の心理的特徴です。
もし、協調関係を重視した方法で相手が見つかった場合、以前こだわっていた自分の理想・条件というのはその時にはどうでもいいものになっているかもしれません。

婚活・恋活は妥協ではなく、協調です。