独身者の同居

親との同居の独身者が増え続けている現状

ここ数年、婚活の場で同居の方が多いという気がしていました。
これは、あくまで私自身の個人的な感想です。
一体、実際にはどうなのか?
信頼できるデータを調べ直し、考えてみました。

現状の独身者の同居率はどうか?

総務省が2012年に発表した『親と同居の未婚者』によると、20~44歳の未婚同居者は1,340万人とのこと。
その中で、35~44歳の未婚同居者は305万人。
この数は、同世代人口の約16.1%、男女独身者の約40%にのぼります。
増加率は、30年前の7倍以上、今後も上昇すると専門家は揃って述べています。

30年前と比べると、晩婚化が進み初婚平均年齢も上がり続けている現状を考えると、
当然といった結果かもしれません。
しかし、まだまだ複雑な要因があるといえそうです。
その要因を2つ挙げてみます。

金銭的な要因

同居率の増加の大きな要因に、金銭的な理由があることが各調査から浮き彫りになりました。
最近はアベノミクスによる景気上昇が各マスコミで取り上げられています。
しかし、現実は非正規雇用の増加、賃金格差など、就業不安の問題は解決に至っていません。
表面的な景気上昇は、あくまで一部の恩恵にとどまり、一般の人にはまだまだその波が来る気配もない実情ではないでしょうか。

特に、都心部で一人暮らしをしても、賃貸料は安くはありません。
加えて、社会保険料の負担は年々増えるばかり。
そうなると、家賃と生活費でいっぱいいっぱい、
貯金や余暇に微々たるものしか回せないということも十分ありえます。

そう考えると、実家に住み、家賃分を家に入れたとしても生活費は浮くという考え方も自然な流れです。
親側に関しても、子からの家賃収入があれば経済的にも多少楽になります。
親子間の経済的メリットが一致しているといえます。
心情的な問題は賛否分かれるところだとは思いますが、厳しい経済環境下の中、同居の増加は必然的なことだったのかもしれません。

精神的な要因

次に、精神的な要因もあるかと思われます。
親側からみると、子が近くにいるという安心感。
子側からみると、仕事などで忙しくても家事を任せられるという安心感。
特にアラフォー世代でしたら、親は60代以上のはずです。
何かあっても近くにいたら大丈夫ということもあるかと思われます。

親離れ・子離れできず、甘えているだけじゃないかという意見もあるでしょう。
しかし、現在の日本の少子高齢化を考えると、こうした親子関係も増え続けるのかもしれません。

このように、経済的な問題と心情的な問題が複雑に絡み合うことで、
総合的に未婚者の同居率を押し上げたと想像できます。

しかし、10年後を現実的に考えるべきでは

確かに経済的・精神的メリットがあるのは分かります。
今現在はいいでしょう。
しかしです、10年後をリアルに想像してみるべきです。

例えば、アラフォー世代は10年後当然アラフィフになります。
親の世代は70代・80代になるはずです。
介護という言葉も他人事ではなくなります。
もし、その時独身なら、介護で仕事を辞めなくてはいけなくなる事態も十分ありえます。

少し悲観論が過ぎましたが、10年もすれば、様々な現実的な問題に直面することは事実です。
このブログのテーマは婚活です。
冒頭から話が大きく逸れましたが、婚活においても、こうした現実的な背景も捉えていくのも必要です。
そうなれば、婚活に対する価値観も変わるかもしれません。

一人でこれからくる問題を乗り切るのは大変でも、誰かと一緒なら頑張れるかもしれません。
現在の理想だけではなく、10年後の自分を現実的に描き、婚活することも必要となるわけです。