群集心理

婚活・恋活イベントでは群集心理に流されないように

現在、様々な出会いのイベントが開催されています。
少人数から数百人規模の大人数のものまで、規模も様々です。
イベントに参加するにあたり、誰しもがもっている群集心理に流されないようにすることが大切です。
今回は、この群集心理について考えます。

群集心理とは

群衆とは、集団のようにはっきりとした組織がなく全体の統制が取られていない人々の集まりのことです。
群集心理とは、群集が示す特殊な心理状態のことをいいます。
一般的に、群集に加わることにより、判断力が低下し、
興奮性が高まることで衝動的かつ無責任な行動をとりやすくなる傾向があるといわれています。

最近の身近な例を挙げるとすれば、サッカー日本代表の試合前後、
渋谷のスクランブル交差点に溢れる若者の姿を思い出していただけたら、
ご理解いただきやすいのではと思います。

群集心理の4つの特徴

①道徳性の低下
群集に加わる事によって、個人のモラルは最低レベルまで低下する可能性があります。
モラルが低下することによって、無責任になり衝動的に行動しやすくなります。
先日のワールドカップの際、スクランブル交差点周辺で溢れる人々は騒ぐだけでなく、
痴漢行為も多発したそうです。

まさにこの例は道徳性の低下からくる衝動的特徴といえるでしょう。
「赤信号、みんなで渡れば恐くない」という言葉も群集心理の表れといえるでしょう。

②暗示にかかりやすくなる(流されやすくなる)
群衆になると、暗示にかかりやすくなるといわれています。
このことから、正確な判断が失われ、加えて心理的感染が顕著になる傾向がみられます。

火事などの災害時に起こりやすいといわれているパニックが一例です。
火災発生時、出口が多数あるのに、大多数の人が同じ出口に集中してしまうことがあるそうです。
火災という緊急事態に冷静さが失われ、
人が多く詰めかける出口しか脱出できないと思い込んでしまうわけです。

③思考が単純になる
群衆化すると、無意識のうちに個人としてのアイデンティティが低下し、
ものの考え方が単純化してしまう傾向があります。
そのことで、理性よりも感情的な考え方や行動が突出しやすいわけです。
海外などで見られる、過剰な抗議デモがこれらに該当するのではないでしょうか。

④感情的な同様が激しくなる
群衆になることによって、感情の動揺が激しくなるとこが知られています。
感情の動揺が激しくなるということは、それだけ興奮状態になりやすくなるということです。
身近な例だと、音楽ライブなどでしょうか。
ライブの場合は主催者側が群集心理を理解し、敢えてそうしている側面もありますが。

婚活・恋活イベントにおける群集心理

群集心理の特徴として、モラルの低下・流されやすい・思考の単純化・感情的になりやすいと述べました。
実際に、婚活・恋活のイベント時にはどのようになるのでしょうか。
まず第一に、無意識のうちに流されやすくなるということです。
人数が多ければ、それだけ周囲の人の行動に影響され、流されやすい環境に置かれます。

流されるだけならまだしも、受身になりすぎてしまう危険性もありえます。
受身になりすぎるということは、積極的ではないということです。
婚活・恋活イベントに参加したということは、新たな出会いを求めての行動によるものであるはず。
積極性が不足していれば、その場は楽しくても、結果次に繋がる出会いを掴むことは難しいでしょう。

第二に、思考が単純化し感情的になりやすくなってしまうということに注意が必要です。
この場合、感情的というより感覚的といった方が適しているかもしれません。
異性を理性的に見ることなく感覚的に選んでしまう可能性があります。

自分自身の感覚なので大きく間違うことはないでしょうが、
イベントに参加している興奮状態が判断を鈍らせてしまう可能性があるので注意が必要です。
街コンなどで知り合った異性と、後日二人で会うと、
思っていたイメージとは違い気持ちが下がってしまった・・・というのはよく聞く話です。
これは、イベントの楽しさという感情が、相手の印象を惑わしてしまうことが原因かもしれません。

婚活・恋活の根本的な原理を理解する

婚活・恋活イベントで陥りやすい群集心理とは、その場に流されやすくなってしまうこと。
その結果受身になってしまったり、感情の動揺が大きくなり冷静な判断を欠いたりすることです。
流されずに参加するためにはいかにすべきでしょうか。

婚活・恋活は本来自分ひとりで活動するものです。
自分自身で相手を探し、その異性に選ばれなくてはいけないという個人活動なのです。
自分の正解は自分で見つけるしかない、孤独ともいえる活動です。
それに対し、イベントとは集団で楽しむための催しです。

このように定義すると、イベントと個人活動とは、
それぞれ向かっているベクトルは逆であるといえるかもしれません。
実は全く対極的な性質をもつものであると理解しておいて損はないと思います。
その性質を理解して参加することで、少なくても流されることは避けることができます。

自分の目的をしっかり把握しておくことも大事です。
結婚相手を探したいのか、恋愛がしたいのか、現在の自分の心理状態も見つめておきましょう。
そうすることによって、ブレることもなくなります。
参加すれば何かあるだろうという根拠のない期待も抱かなくて済みます。

自分の意思を明確に持つこと。
これが流されず、群集にならない最良の方法です。