リスク リターン

婚活・恋活においてのリスク・リターンを考える

ハイリスク・ハイリターンという言葉を聞いたことはないでしょうか?
これは、主に投資用語として使われている単語です。
婚活も、成婚や交際といった目的のため、自分の資金や時間を費やし活動するものと考えれば、
投資の一種なのかもしれません。

ここでは、リスクとリターンについて注目し考察します。

リスクとリターンの関係

リスクとは、一般的には「危険度」という意味で捉えられることが多いと思います。
投資の世界では、「価格の変動幅」「収益の変動幅」あるいは「不確実性」という意味で示されることが多いといえます。
例えば、預貯金と株式投資を比べると、株式の方が価格の変動幅があり不確実性が高いわけです。
したがって、
預貯金と株式投資を比べると、株式投資ほのうがリスクが高いと表現されます。

リターンとは、将来期待される収益のこと。
リスクとリターンは相関関係によって成り立っています。
相関関係とは、二つが密接にかかわり合い、一方が変化すれば他方も変化する関係のことをいいます。
多くのリターンを期待するには、それだけリスクも大きくなるということです。

相関関係ということを考え、リスク・リターンの関係性は

ハイリスク・ハイリターン
ミドルリスク・ミドルリターン
ローリスク・ローリターン
は成り立つが、

ローリスク・ハイリターン
ハイリスク・ローリターンという関係性は成り立たないということです。

婚活・恋活市場でのリスク・リターンは

相関関係であるリスク・リターンの関係性を考えると、婚活・恋活市場でも同様に、
ハイリスク・ハイリターンかローリスク・ローリターンといったように同リスクリターンになるはずです。
しかしながら、婚活・恋活市場には2つの矛盾した思考が存在してしまっているのが事実です。
その矛盾した2つの思考とは何でしょうか?

①ローリスク・ハイリターン思考
第一に陥りやすい思考がこの思考です。
簡単に言えば、何もリスクを取らずに、多くの効果(見返り)を求める考え方です。
高望み、無いものねだりとも言えるかもしれません。

一般的な投資の世界でローリスク・ハイリターンと謳っているものの大半は詐欺商品です。
世の中そんな甘い話なんてありえないことは社会人なら誰しも分かっています。
しかし、個人活動が主の婚活・恋活の場合、事態は複雑です。
誰だって、素敵な人を見つけたいと思います。

誰しも婚活を始めるにあたって、ハイリターンを求めてしまうのです。
考えようによっては、これは健全なことなのかもしれません。
しかし、ハイリターンを得るためには、ハイリスクしか成り立ちません。

ここでのハイリスクとは行動力を上げ出会いの数を増やすこと、アプローチの頻度をあげることでしょうか。
とにかく積極的に活動して、アプローチ頻度を上げれば成功の可能性も、フラれる可能性も高まりますよということです。

誰だって断られることは苦痛ですが、リスクを避けてリターンなんてありえないということです。
ローリスク・ハイリターン思考はリスク・リターンの相関関係からいっても成立しません。
あまりにこの考え方に偏りすぎると、異性から「詐欺物件」にしか見られなくなるのでご注意を。

②ハイリスク・ローリターン思考

近年、増えていると考えられるのがハイリスク・ローリターン思考です。
これは、結婚に対しリスクばかりでメリットを感じないという人が増えていること
を表します。
これは、結婚に対する考えの多様化、女性の社会進出、不安定な雇用情勢など様々な諸問題が複雑に絡み合ってのことなのではと思います。

ハイリスク・ローリターンとなってしまっては、投資する価値はありません。
自分に投資することに価値を置く独身層が増えたことは、各データからも明らかです。
婚活市場だけでなく、恋愛から撤退する男女が増えているのが現代の問題点です。

この思考は一見理にかなっているように感じますが、矛盾しています。
受身というか、自分が主となる姿勢が感じられないこと。
自分自身が、人にどのような影響を与えるかということが抜け落ちています。

自分は相手にとってリスクなのかリターンなのか?

自分という存在が、相手にとってリスクなのかリターンを与えられるものなのかどうか?
そんなものがすぐに分かれば苦労しません。
というのは、決めるのは自分ではなく相手が決めることだからです。
自分はリスクばかりと卑下することも無駄ですし、何か与えれるのではと自分を過大評価することも無意味です。

ただ言えることは、誰しもリスクを抱える存在だということです。
「危険度」というより、「将来の変動幅」は自分にもわからないということです。
ノーリスクの人間というのは存在しないのではないでしょうか。
少なくても、自分もリスクを抱えた存在であると認めることが大切です。

現在日本の初婚年齢は、男女とも30歳前後です。
晩婚といわれるようになっても、半数は20代のうちに結婚しているということです。
婚活市場の中で、30代以降は年齢だけでいうとハンデです。
ハンデとはここでいうリスクのことをいいます。

自分にもリスクがあるということを理解すること。
それを無視し、多くのリターン(理想・条件)を望むことはローリスク・ハイリターンとなり、無いものねだりということがわかるでしょう。
当然、婚活・恋活ではミスマッチとなり、成功する可能性は低いままでしょう。

まとめ

その他、それぞれの価値観など考慮に入れたら、お互いリスクばかりです。
違う価値観の男女が交際することや結婚するということは、
お互いにとってハイリスクなものということが分かります。

そのハイリスクをカバーするのが、お互いの相互理解や歩み寄りなのでしょう。
好意という感情も大きな原動力になるでしょう。
結局、ハイリターンというものはお互いの関係性次第でどうにでもなるものなのかもしれません。
どちらかが依存しすぎても成り立ちません。

婚活・恋活は、ローリスク・ハイリターンでもなくハイリスク・ローリターンではありません。
ローリスク・ローリターンでもありません。
あくまで、ハイリスク・ハイリターンなものです。
その性質を理解した上で活動することが重要です。

もし、大切な人に出会って相手のことを思いやれば、
リスクだとかリターンなんて意識はなくなっているはずです。
損だとか得だとかにこだわっているうちは、道はまだまだ続くのかもしれませんね。